ATD25@Washington,D.C.をSNSで振り返る

ATD
created by InCollage
この記事を書いた人
Nagami@Aldoni Inc.

事業会社、コンサルティングファームの両面から人事に20年たずさわった経験を活かして独立。人事領域全般のコンサルティングを主な事業としているアルドーニ株式会社の代表。

ブックマーク・フォローしませんか?

ワシントンDCで開催されたATD25に関しては、随時、Xを中心にリアルタイムに近い状況で発信していましたが、時差の関係でご覧になるタイミングを逸したものもあると思います。そこで、関連ポストをここに掲載します。

ATD25参加したセッションに関しては、別途記事にする予定です。

投稿順ではなく、出来事の時系列順に変えています。また、表示が途中で切れている場合はXの投稿表示画面、あるいは「さらに表示」をクリックするとXの画面に遷移して全文が照会できます。

開催前:2025年5月16日~17日

会期の前々日にワシントンDC入りしました。結果的に現地到着までに関してトラブルはなかったものの、乗り継ぎや移動でかなり体力も使うので当日までに体力回復することが主な目的です。

今回もレジストレーションを前日に済ませ、入館証をもらうだけではなく、会場内も下見しました。会場は6年前と同じWalter E. Washington Convention Centerです。

ワシントンは6年ぶりの訪問でしたが、かなり記憶はうすれていました・・・。

会期前で時間もあったので、歩いて20分ほどの距離にあるNational Gallery of Art も見学しました。この辺には博物館や美術館がたくさんあるので、本気で見学したら1週間あっても時間が足りないとか。

ご紹介いただいた中華料理店はどの料理もおいしかったので、会期中もEXPOランチを1回スキップして、再度炒飯を食べました。

1日目:2025年5月18日

現地参加7回目となる今回は、海外からの参加者を対象としたInternational Orientationは割愛。「セッションに集中するための体力温存」の意図もありました。また、自分なりの「動き方」ができてきたので、十分かなという気持ちもありました。

Going Deeper: From On to IN-the-Job Learning

IN-the-jobというのは全く新しい概念というより、本来「OJT」として認識されていることをより強化したものという位置づけだと理解しました。過去に、「OJTの題材が無い」というコメントをされていた顧客がいらしたことと、セッションの最初の方で「IN-the-jobとON-the-jobの定義」があったのでイメージできました。しかし、その日のラーニングチームメンバーとの共有会では、説明を端折ったことで若干混乱を与えてしまったようで、補足説明が必要でした。

Challenge Accepted: 30 Days to New Hire Competency

今まで60日かかっていたオンボーディングプログラムを30日に短縮させるために、どんなことに取り組んだのかといった事例とそこから得た学びについてのセッションでした。これは、L&Dに限らずどんなエリアであっても適用できる内容でした。

インターナショナルランチョン

海外からの参加者向けにランチョンが開催されていたので、(昨年同様)参加しました。

AI-Powered Learning Journeys: Transforming HRD for the Future

AIを使ったことによって人材開発環境がどのように変化したのかを、韓国企業の状況を中心にレポートしていました。

Architects of Imagination: Building Scenarios With AI

学習コンテンツを作成する際に、どのAIツールをどのように活用すればよいのかといった具体的な内容を取り上げていました。

初日終了後の所感。

2日目:2025年5月19日

Opening Mainstage Session with Simone Biles

早朝の基調講演。登場時のスタンディングオベーションから、Simone Biles氏のアメリカでの人気っぷりを確認。

EXPOランチ

今回唯一の機会だった。それにしてもシンプルな構成^^

Develop AI Literacy in the Age of Generative AI

UMU社によるセッション。昨年は大いに盛り上がったので、今年はどんな展開になるかと期待していました。この投稿をした次の日にUMU社のEXPOブースにて話を伺ったところ、「AIリテラシーそのものの習得を、AIを利用して行う」とのことでした。

Making a Business Case for New Technologies in Your Organization

昨年(および一昨年)も出席したお気に入りスピーカーのセッション。L&Dに関するシステム選定・導入プロジェクトは、IT部門に丸投げするのではなく、L&D部門/担当者が中心となって行うべきという一貫したスピーカーの考えを再確認しました。

Workforce Readiness in the Era of AI

i4cp社による調査結果の共有セッション。これも昨年、同社のセッションに出たので、どんな内容なのか楽しみにしていました。「戦略を実行するために必要なスキルを持っていない」し、「AIを使いこなせる準備はできていない」という認識が、良いか悪いかはともかく今の主流のようです。

3日目:2025年5月20日

Opening Mainstage Session with Amy Edomonds

基調講演前にリアルバンドによる演奏セッション。3年連続同じバンドグループ(音楽を軸にした研修会社のメンバーだったような・・・)が、「前座」を盛り上げていました。

The Modern Learning Mindset: Influencing Stakeholders to Think Differently

「学習(研修)は業務と別ではなく、仕事の一部である」という考えがここでも展開されていました。このセッションでは、マインドだけではなく、「L&Dに対する考えが人によって異なる」という人材開発担当者の中で認識はしているものの、あえて明言していなかったことをはっきりとおっしゃっていました。

Driving Innovation: Lessons From Tesla’s VR Training Pilot

ここでも、「一足飛びに全体への展開」よりも、「小さくて取り組みやすいステップから始める」ことが言われていました。

Taking the Leap: Corporate to Consultant

私は既に独立して事業を営んでいますが、キャリア開発の流れとして「独立を検討している人」向けにパネルディスカッションが行われるということなので、状況確認などを意図して参加しました。具体的に何をすべきか(どんな準備をすればよいのか)といったことも話されており、方向性に間違いが無いことは確信できました。

EXPO

EXPOは3日目にてクローズする一方、それまで全く見ていなかったので、このタイミングで訪問しました。

Networking Night

4日目:2025年5月21日

Influencer at Work

影響力の構築は生涯続くもので、職位によって自動的に紐づくものではない、というコメントがとても印象的でした。

Why Your Leadership Program Fails and How to Fix It

昨年に引き続き今年も最終セッションは途中退室となってしまいました。今回は、「それは知っている。それ以外の何かがあるのでは?」を期待していたのに、「セオリー」を展開するのみという・・・。

Closing General Session

挑戦するプロセスにおいて発生した失敗をとがめるのではなく、それを気づきや学びに変えていく姿勢や、取り組みそのものが重要であるとおっしゃっていました。普遍的である一方、全プログラムを総括するような位置づけの内容でした。

来年はロサンゼルスで開催されます!

タイトルとURLをコピーしました