「影響の輪」に集中することは、「小さくまとまる」ことではなく主体的な生き方・行動を取ること

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先日、ATD2017にて参加したツアーの「事後報告会」がありました。そこでは、ATDのキーノーツスピーチや主なセッションの内容などの振り返りや、ディスカッションを行って、フィンガーフードや酒を飲みつつ和やかな雰囲気で終えました。そこで出てきた内容を一つ紹介したいと思います。

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「関心の輪」と「影響の輪」

人が生活していく中で、それぞれが持っている関心事は「自分がコントロールできること」と「自分ではコントロールできないこと」の2つにわけることができます。すなわち「変えられるもの、影響できること」と「変えられないもの、影響できないこと」という概念があるということです。

スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」において、関心事については「関心の輪」と呼んでおり、その中でも「変えられるもの、影響できること」については「影響の輪」と呼んでいるようです。

出典:あなたが変えられるものを考えてみる-「関心の輪」と「影響の輪」

「影響の輪」の中にある「変えられるもの、影響できること」は、主体的・意識的に行動することによってコントロールできるので、そこに注力を傾けた方がよいでしょう。しかし、人間は意外と「関心の輪」、すなわち「変えられないもの、影響できないこと」にエネルギーを使っていることが多いようです。

変えられるものと変えられないもの

「変えられないもの」とは、「過去」「他人」のことです。例えば、こんなことです。

  • 高校生の時、もっと勉強していれば第一志望校に入れた
  • もっと早くから準備していればよかった
  • このケースも検討しておけばよかった
  • 自分の理想像を部下に押し付ける
  • 他人が思い通りにならないと怒る
  • 客先に提案した結果がどうなっているのかということが必要以上に気になる

一方、「変えられるもの」の例としてあげられるのは、「自分」ではないでしょうか?自分自身の知識、行動、振る舞い、スキル、人脈といったものは、自分の意思で変えることができます。

「変えられないもの」にばかりエネルギーを使っているということは、「関心の輪」内で多くのエネルギーを使っていることになります。何かを行って満足のいく結果が得られなかったときに、「環境が良くなかった」「誰か(他人)が悪い」というように、他責の状態になっているとも言えます。

「変えられるもの」に多くのエネルギーを使っている人、すなわち「影響の輪」に主軸を置いている人だと全く異なった反応をします。仮に同じように何かを行って満足のいく結果が得られなかった場合でも、自分のこととしてとらえているので、自分ができることや取り組めることを改めて考えてみるというように、自責の状態になっています。

「変えられるもの」にエネルギーを使っているのは主体的な生き方・行動を取っている、「変えられないもの」にエネルギーを使っているのは反応的な生き方・行動を取っていると表現できるかもしれません。

「自分が源泉」にもつながる

この「影響の輪」に主軸を置く、集中するという考え方は、「どんなことも自分から物事が始まっている」と考える「自分は源泉」とつながる部分があると思います。

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それからもっとも重要なことは、「影響の輪」に集中することは「自分ができることだけをやる」というような、「小さくまとまる」ことではないということです。コントロールできることに集中することで、主体性を拡げることができるからです。

ATD2017のキーノーツスピーカー、マーク・ケリー&スコット・ケリー氏のスピーチでは、ご自身たちの実例をあげながら、「目の前の困難に振り回されるのではなく、自分ができることに意識を集中して取り組むこと」という、まさに「影響の輪」そのものについて言及されておりました。

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