ATD2018でのオバマ氏の基調講演。同じ講演を聞いても影響を受けるポイントは人それぞれ

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サンディエゴで開催していたATD ICE2018も無事に終了したようです。会場の様子は、参加している方からのSNSへの投稿やATDのサイトからうかがうことができました。

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日本は第3位

前回の記事にて取り上げた日本からの参加者については、結果的には269名でカナダ、韓国に次ぐ第3位だったようです。昨年の2位からは一つ後退したとはいえ、人数は昨年が178名だったのが約90名増加。全体的にも参加者数は増えたようで、昨年の10000名に対して13000名、アメリカ外からの参加者数が昨年の1829名に対して2450名と25%以上増加しました。

本日(5月6日)からATD ICE <International Conference and Exposition>(以下、A...

270名近くが日本から参加しているということは、ATDの日本における認知度があがっただけではなく、直接情報を取ってこようと思う人も増えたということでそれはそれでよい傾向だと思います。

オバマ氏のスピーチ内容

オバマ前アメリカ大統領による2日目早朝の基調講演は、早朝6時30分の開場時点で会場前が長蛇の列になるくらいの混雑っぷりだったようです。全体的なスケジュールにおいて、朝が早いというのがATDの特徴ですが、それをさらに上回る状況・・・。

人材開発関連のカンファレンスミーティングで、前アメリカ大統領がどんなことを話すのかとても気になっていたので、WebサイトやTwitterのタグ検索などを使って調べていました。今は便利だ。実際に行かなくても「ある程度」の情報は集められるわけですから・・・。

多くは英語で書かれていましたが、日本語のものもチラホラ。でも、言語の違いはともかく、私がそのいくつかを読んで感じたことはただ一つ。

同じスピーチを聞いたとは思えないくらい、それぞれが違った視点から書いている

これにつきます。

トレーニングとは誰かに自分の仕事をすることが出来るようなスキルをトレーニングするだけではなく、その人の持つベストな部分を引き出すことではないでしょうか。新しいアイデアに心を開いて、お互いを敬う態度が、組織にとって必要なのではないかと思います。

出典:バラク・オバマ第44代大統領が語るキャリア、リーダーシップ(ATD2018)

As I listened in and started to connect the dots to some of his thoughts, I could not help but land on three key takeaways:

  • Purpose
  • Inclusiveness
  • Values

出典:Obama’s Three Leadership Takeaways From The 2018 ATD Conference

(オバマ氏のスピーチを)聞いていて、彼の考え方の土台となるものを見出そうとしたら、覚えておくべき3つのポイントに気づいた。それは、「目的」「包括性」「価値観」である。(訳は筆者)

Obama underscored how values have a strong role in everything: people’s actions, how they think, and how they live their lives. 

出典:Barack Obama Speaks About Living One’s Values

人の行動、考え方、そしてどう生きるのかといったあらゆることにおいて価値観が大きな役割を担っていることをオバマ氏は強調していた。(訳は筆者)

During the keynote, Obama referenced former President John F. Kennedy’s quote, “There is no problem that man cannot solve,” 

出典:Obama Kicks Off ATD 2018, Foreshadows Session Themes

基調講演の中で、オバマ氏はジョン・F・ケネディ元大統領の「人に解決できない問題は無い」という言葉を引用していた。(訳は筆者)

また、自分のことを「慎重なオプティミスト」と呼び、変革は一朝一夕で進むものではなく、正しい答えがない中で、現実を直視し、あらゆる人々の言葉に耳を傾け、バリューや信念に基づいて一歩ずつ変化を生み出していくことの大切さを自身の半生を振り返りながら述べていた。

出典:ATD2018カンファレンス・レポート(2018/5/11)

人気は健在

オバマ氏が話していることは、ものすごく革新的な内容というわけではなく、どちらかといえば、普遍的だけどご自身の経験に裏付けされた説得力のある内容だったなと思いました。しかし、話している人そのもののカリスマ性がかなり高いので、会場の興奮度合いはかなりのものだったようです。

みなさん立ち上がってスマホで写真を撮るって、今まで参加したATDのGeneral Session(基調講演)では見たことありませんから(笑)。

「前座」のようにATDの誰かが20分くらい話して場をあたためた後に、ご本人が登場してスピーチするのが通常のスタイルなのに、記事によると「ATD CEOのトニー・ビンガム氏とステージ上に用意されたソファにすわって対談形式で行われた」ようです。

冷静に考えてみれば、人材開発に関しては第一人者のトニー・ビンガム氏とはいえ、キャスターでも記者でもない「一般人」が何千人もの人がみている壇上で、前アメリカ大統領にインタビューするという状況って・・・。ビンガム氏のプレッシャーはいかほどだったのだろうと思うと、それだけで冷や汗の追体験ができそうです(笑)。

こうやって見てみると、今年も盛り上がっていたのは間違いなさそうです。何となく2年に1回ペースになっているので、私も来年のワシントンDCは参加しようかな。

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