ATDに参加した際の1日の過ごし方。結構、タイトなスケジュールをこなしています

ATD
この記事を書いた人
Nagami@Aldoni Inc.

事業会社、コンサルティングファームの両面から人事に20年たずさわった経験を活かして独立。人事領域全般のコンサルティングを主な事業としているアルドーニ株式会社の代表。

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アトランタで開催されているATD2017に参加しました。本日(現地:5月24日)、最終日をむかえ、先ほどツアーメンバーとの打ち上げ会を終えたところです。明日、日本への帰国便に搭乗します。セッションの内容については、改めて記事にしていきたいと思っています。ここでは、セッションへの参加など、どのように現地で過ごしているのか・・・ということについて紹介します。

ちなみにアメリカ以外の海外からの参加者数は、日本は韓国の次となる2番目でした。ここ数年は3番目か4番目だったので、日本におけるATDに対する認知・関心度が高まっただけではなく、それに伴った実績が出ているのではないかと思います。

日本は178名。3位のカナダより2名多いという僅差でした

ホテルから会場まではシャトルバス

会場の周囲のホテルは、ATDに参加する方が多く滞在しています。そのため、会場とホテルをつなぐシャトルバスが複数のルートで用意されています。今回私が宿泊しているホテルは、会場まで歩いて行けるくらいの距離(徒歩10数分くらい)なので、歩いて現地に向かう人もいました。バスは時間帯によりますが、10分~20分くらいの間隔で出ています。

キーノーツスピーチは朝8時からスタート!

セッションなどATDのイベントは朝が早いです。特に、2日目および3日目の朝に行なわれるキーノーツスピーチ(基調講演)は開始が朝8時!そのため、とても朝早くから行動することになります。私は、朝の身支度などに時間がかかる傾向があるので、5時30分すぎに起床しました。日本ではこんなに早く起きることは滅多にないです(笑)。

このように早朝からスタートしますが、キーノーツスピーチの観客はかなり多い!

3日目(5/23)はケリー・マクニゴカル氏によるスピーチでした。事前にどのような経歴の方なのか、ということについては調べていました。

スピーチ内容は、前々からおっしゃっていた内容とほとんど同じでした。ご本人が経験した例なども含めながらのスピーチは、とても「できあがった」感じ。ただ、このスピーチの「前座」として、ATDのボードメンバーから「Transform(変化)に対する失敗」についての話があり、変化に対してはストレスが発生する・・・といったこともふれていたので、それとうまくつながったスピーチとして構成されていたと思います。

  • そもそも人間の死亡原因としてストレスは、順位としては他の原因(ガン、心筋梗塞など)よりかなり低い
  • ストレスはエネルギーにもなるので、ポジティブにとらえることもできる
  • handle your life by stress(ストレスをうまく自分の人生で使いこなそう)

セッションは1日に3つか4つ

1日にセッションは3つから4つくらい受けることができます。1つのセッションは1時間枠のことがほとんどです。英語が母国語であれば、ある程度その場でどのセッションに参加するのかを決めてもよいのかもしれませんが、私の場合はそういうわけにもいかないので、事前に時間枠ごとに候補を選定し、資料などもWebサイトにアップロードされていればチェックします。その辺は、こちらの記事に記載したとおりです。

今回参加したセッションは、どれもちょっとしたグループワークを行うことが多かったです。一方的な「講義」というよりも双方向のやり取りというのが主流です。正直、この「グループワーク」の時はかなり苦労します。というのも、内容がそもそも予想できないし、話の方向はどんどん変化していくので、(語学的な原因により)ついていくのに精一杯なことも(笑)。

メモを紙とペンでとる方もいらっしゃいましたが、やはり主流はPCやiPadなどのデジタルデバイスを使っている方が多いです。私も、前回(2015年)までは、セッションのハンズアウトを事前に日本でプリントして、それに書き込むような形式で対応していましたが、今回からはノートPC(HPの軽いもの先月買いました!!)にデータをダウンロードして、それをDropBoxに保管しつつ、メモはPCを使うという「デジタル化」を実現させました。

セッションの間の休憩時間は30分ですが、会場も広いと移動だけで結構な時間をとります。バタバタしているうちにあっという間に1日が終わるというのが、正直な感想です。そういった状況のため、現地でセッションの選定をゼロベースで行う時間は無いといっても過言ではありません。

昼はEXPOランチ

実は昼食は2日目~4日目は「EXPOランチ」という形で提供されます。いわゆる典型的な「アメリカのランチボックス」的なものです。味も、アメリカ的です(こちらの画像をご覧になって、何となく察してください(笑))

今までATDには3回参加しましたが、これについてはどの都市もほとんど同じレベルのものです。野菜が無い・・・。この昼食はカンファレンス費用に含まれているのですが、近くの店に食べに行く方もいらっしゃいます。私もそうしたいと思う一方、移動時間などに結構時間をとられるので結局、このランチを食べることがほとんどです。通常の旅行とは違う目的で来ているので、観光したいとかうまいものを食べたい!という、普段の私なら強く思う気持ちがそれほど出てこないようです。

セッションの合間にEXPOブース

セッションの合間にEXPO(展示会)ブースを回りました。これは、日本でもよくある展示会なので、営業目的の商品やサービス紹介がほとんどです。こういったところでは、ポストイットやUSBメモリーなど、ちょっとした「グッズ」がもらえるのですが、私は手ごろな何かを探しています(笑)。後日、営業メールが送られることはあっても、直接訪問を受けることは距離的な事情でほぼありませんから・・・。

今回は、こういったグッズではなくコーヒーやチョコレートといった飲食系を提供するところも増えてきました。意外なところだと、なぜかポップコーンとか(笑)

 

ホテルに戻って情報共有会

セッションは午後5時30分くらいに終了します。ツアーを組んで参加している場合、この後、ホテルに戻ってから情報共有会があります。ここでは、自分が参加したセッションの内容や所感を述べつつ、他の方が参加したセッションの情報をうかがうことができます。資料がATDのサイトにアップロードされている場合は、そういったインプットをきっかけに、後ほどチェックすることもできます。

3分で理解できるATD。人材開発にたずさわっているなら、ATDを知らなければモグリかも
毎年5月にアメリカで開催されるATD ICE <International Conference and Exposition>のイベント構成やセッションの種類、参加方法といった最初におさえておきたいATD-ICEの全体像を記載しています。

情報共有会が終わるのが午後9時過ぎなので、1日はあっという間です。自分で何らかの時間調整(セッションを削るとか)や前泊・後泊をつけないと、観光などをする時間はほとんど無いというのが、実情かなと思っています。

*画像は私が撮影した2017年ATDの一コマです。

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