台風と内定式。自分で考えて判断して、それによって発生した結果を受け入れること

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10月にはいりました。今日は内定式を行った企業も多かったと思います。その一方で、先週末に発生した台風24号によって、内定式が中止になったところもありました。

10月1日が月曜日だったこともあり、1営業日前が9月28日。カレンダー上では3日前だったこともあり、企業によって判断はわかれるところだったようです。

「1営業日前である9/28の時点で、内定式が中止の連絡が来ないような会社は、ブラック企業なので内定は辞退した方がよい」などという意見もあったようです。(あえて、そういったツイートは掲載しません)しかし、これはちょっと言いすぎかなと思います。社会人になると「自分で考えて判断し、それによって発生した結果を受け入れる(責任をとる)」ことが求められます。今回は、内定者にとっては、「そういった判断をすべき最初のケース」だったのではないでしょうか?

そもそも「内定式を実施すべきかどうか」ということは、今回は議論の外に置きます。

3日前に天気の素人が判断

今回は、週末をはさんでいたこともあり、多くの企業が9月28日(金)に3日後の10月1日(月)の天候(+前日と当日の交通機関の運行状況)を考慮して、どうすべきなのかといった判断をせまられたことでしょう。

多くの人事担当者は、「天気予報については素人」ではないかと推察します。もしかすれば、企業によっては天達さん並みの天気予報士が社内にいらっしゃるかもしれませんが、そちらの方が例外でしょう。そうなると、論理的な何かで判断するというよりも、むしろ不確実な状況の積み重ねだけで判断をせまられることになります。

また、内定者が何名くらいいて、どこから来るのかといったことにも依存するので、「XX社が中止にするらしいから、弊社も」という横並び発想は、成り立ちません。

ここから言えることは、「どういう状況なのかは天気の玄人でも予測が難しいのに、ましてや素人の人事部門スタッフができるわけがない」ということです。

内定式は諸々の調整結果

内定式は内定者(学生)のスケジュールをブロックしている一方で、社内の様々な方のスケジュールもブロックしています。具体的には、会社によって異なりますが以下が想定されます。

  • 社長
  • 役員(全員ではないが関連する部門)
  • 人事部門長
  • 担当者
  • 先輩社員(数名)

少なくみても、ざっと10数名から20名くらいは関与しているはずです。これだけの人のスケジュールを「天候が悪そうだから明日にしよう」と前営業日に変更するのは、よほどのことではない限り無理でしょう。

また、内定式を行うための会場、その後の懇親会のためのレストラン・ケータリング、内定者が遠方からくる場合は宿泊施設、何らかのイベントを予定していればその予約など、結構多くの「予約」で構成されています。

何が言いたいのかといえば、「不確実な状況下で簡単に変えられるものではない」ものだということです。そのくらい、内定者というのは企業にとっても重要な存在なのです。

出られなければ出なくても問題はない

確かに、内定式は出た方がよいでしょう。しかし、今回の台風の件がなかったとしても出られなかった人もいたはずです。実際、私の周囲では、「ご家庭の事情で、10月1日に上京することはできない(=内定式には出られない)」と、台風が発生する数日前に連絡があったケースもありました。企業は「内定式は出席してほしい」と思っているものの、出られなかったからといって内定取り消しにするつもりはありません。どちらかといえば、内定式に出た後に内定を辞退される方が痛手は大きいです。

内定者からすれば、内定式に出なかったことによる支障は「同期と知り合うタイミング」が遅くなることだけではないかと言えます。内定式の出欠に関係なく、入社するつもりならばそれ以上でもそれ以下でもないことです。

また、人事担当者としては、「横のつながりができることによって、内定辞退を避けたい」「半年後に会社員になるという自覚を少しだけもってほしい」という想いで内定式を準備しています。

一度は自分で選んだ会社であることもふまえて判断

では、内定者のみなさんは今回の件をふまえてどうすればよいでしょうか?外部の意見(この記事も含む)は、参考程度にしましょう。まずは内定された会社の対応(の有無とその内容)について、「どう感じているのか」を自分自身で明確にしてみましょう。その際に「ジャーナリング」を使ってみるのもよいでしょう。

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その上で、どうしたいのかを考えてみてください。例えば以下のようなことが選択肢としてあげられますが、これはあくまでも私見なので、実際にはこれだけに限ったことではないでしょう。

  • 内定を維持したまま別の会社の選考にチャレンジする
  • 就職については特に変えず残り半年の学生生活を満喫する
  • そもそも就職するかどうかを考え直す

その際に、「(内定式前に)一度は自分で内定を受け入れた」ということも考慮してください。どのような行動をとることも問題はないですが、それによって発生した結果については他責にせずに、自分自身で受け入れることが必須です。それが「社会人になること」だと思います。

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