結局、すべては「人」に集約される。Grokが私のポストから見抜いたもの

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Nagami@Aldoni Inc.

事業会社、コンサルティングファームの両面から人事に20年たずさわった経験を活かして独立。人事領域全般のコンサルティングを主な事業としているアルドーニ株式会社の代表。

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X(旧Twitter)のGrokに私のポストを解析してもらったところ、2025年を総括する漢字一文字は「人」だそうです。

2025年も残すところあとわずかとなりました。アルドーニ株式会社として、人事システムの選定・導入から制度構築まで、経営者が抱える人事課題を「倍速」で解決することをかかげ、日々クライアントに伴走しています。その中で扱うのは、最新のHR Techであったり、ATDで得たグローバルな知見であったり、あるいは複雑な組織戦略や人事業務です。しかし、それらすべての「漕ぎ出し」を支え、加速をつけるプロセスにおいて、常に中心にあるのはシステムではなく、どこまでも「人」です。

「個の力」と「対話」が組織に血を通わせる

私が過去に書いた記事でも取り上げてきましたが、「電話は仕事の邪魔か?」という議論も、結局は「文章で伝えきれるか」「相手の時間をどう尊重するか」という、きわめて人対人のコミュニケーションのあり方に帰結します。また、「人事スタッフに資格は不要、それよりも実績を作ったほうがよい」と断言してきたのも、資格という看板よりも、その人自身が現場で何を生み出したかという「個の力」を重視しているからです。

人事評価面談を単なるルーチンワークで終わらせるのか、それとも「上司と部下が共に成長する対話」に変えられるのか。あるいは、状況に応じてリーダーシップを使い分けるSLII®を適用できるのか。これらもすべて、組織という無機質な箱の中に、いかに「人」としての血を通わせるかという問いに他なりません。

プロフェッショナルとして「リアルな人間性」を追い続ける

私自身、「社外の人事プロフェッショナル」として、あるいは経営者の「ブレストパートナー」として多くの現場を見てきましたが、どれほど優れた人事システムを導入しても、それを運用する「人」の想いや、組織文化という「人の集合体」の性質を無視しては、決して倍速の解決など望めないのです。

Grokが私のポストから「人」という文字を抽出したのも、おそらく私が無意識のうちに、技術や手法の裏側にある「リアルな人間性」を追い続けていたからかもしれません。「人」に始まり、「人」に終わる。 そんな当たり前で、かつ最も困難なテーマと向き合い続けられたことに感謝しつつ、2025年を締めくくりたいと思います。

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